人工関節・人工骨頭
掲載日:2014.10.21
埼玉県
大腿骨頭壊死
40代女性 ステロイド後遺症
障害種別 | 肢体の障害 |
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病名 | 大腿骨頭壊死 |
認定結果 | 障害厚生年金3級 |
都道府県 | 埼玉県 |
その他 | ステロイドの副作用 |
平成12年頃、皮下腫瘤みられ脳神経外科を受診。
血液検査の結果、全身性エリテマトーデスと診断され、ステロイド療法が行われた。
腎不全などが見られながらもパートにて就労を開始。スーパーのレジであったため、両足の浮腫みがひどかったとのこと。その後股関節に痛みが生じ、大腿骨頭壊死と診断される。その後平成21年に人工関節置換。
障害年金を知らないまま過ごしていたが、会社の同僚の方が同じ傷病により当事務所へご依頼・受給となりご紹介いただく。
障害厚生年金を事後重症請求し、3級に認定された。
坂田の意見・感想
この方の場合は人工関節置換なので「肢体の障害」ですが、初診日は「脳神経外科」ということになります。
平成12年に罹患した「全身性エリテマトーデス」の治療に使用したステロイドが原因とみられる大腿骨頭壊死であるためです。
ただしステロイド使用があっても直ちに初診日になると限りません。大量投与がないと大腿骨頭壊死は発症しないとされていますが、この方の場合はステロイドパルス療法をかなり回数受けています。この辺りの認定はかなり時間がかかる場合があり、ステロイド療法を行っていても相当因果関係なしとされる場合もあります。
今回は当初より当事務所でもエリテマトーデスが相当因果関係ある疾患として請求し、その通りに障害厚生年金3級が支給されることとなりました。
惜しまれるのは5年間分受給できないままになってしまったことです。職場の同僚が同じ人工骨頭置換で障害年金を受給したことで、今回、制度を知る機会につながりました。
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