脳疾患
掲載日:2013.11.22
東京都
高次脳機能障害
20代男性 二十歳前傷病
障害種別 | 精神の障害 |
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病名 | 高次脳機能障害 |
認定結果 | 障害基礎年金2級 |
都道府県 | 東京都 |
その他 | 発達障害,二十歳前傷病 |
16歳時に頭痛と嘔吐で脳腫瘍を発症。
当初は意識もあり、歩行可能で麻痺などもなかったが、
次第に増悪したため近医へ搬送。
CT検査により脳内に大きな異常の痕跡が見え、
専門医のいる大学病院脳神経外科へ転送。
MRIの結果、左前頭葉に腫瘍を認め開頭手術。胚芽腫と病理診断される。
術後、化学療法と放射線療法を施行し寛解。
その後は自宅療養し定期的に再発有無を確認しているが、
注意障害、遂行機能障害、抑うつ状態など認める。
高校卒業後は保育士を志し短大へ進学するが、
次第に欠席がちとなり単位取得が困難、中退となった。
現在、内服薬はないが、既往症の発達障害にも関連して
リハビリテーション科受診中。
坂田の意見・感想
既往症であった発達障害に加えて、
脳腫瘍摘出による高次脳機能障害を併発されました。
請求日時点では、既往症である発達障害の詳細な状態は既にわかりません。
当然ですが、高次脳機能障害と症状を切り分けることができないためです。
こうした考え方は年金機構、社会保険審査会も使用しますが、
制度をまたがず、二十歳前傷病でもあるため大きな問題となりませんでした。
逆にいえばこれが大きな問題となるケースもあります。
お母様からご依頼を受け障害基礎年金を請求し、無事に受給となりました。
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