トップ  >  障害年金入門  >  請求書類準備  >  障害年金における診断書の役割とはなんでしょうか?

障害年金入門

障害年金における診断書の役割とはなんでしょうか?

掲載日:2016年04月15日

障害年金では、原則として医師又は歯科医師の診断書を提出することになります。
何気なく揃えてしまう診断書ですが、障害年金上、どういった意味があるのでしょうか。

障害年金の認定は全て書類の審査で行われます

障害年金は介護保険制度などとは異なり、基本的に全て文書での審査となります。「障害年金の認定医が自宅に見に来る」とか「職場へ確認する」ということはありません。もちろん民生委員に調査に入る、ということもありません。時に、そうしてくれればどんなに良いかと思うことはありますが・・・。

障害年金は「障害状態」であることが必要ですので、提出する書類で「障害状態である」ことがわからなければなりません。その「障害状態」を証明する資料が障害年金の診断書ということになります。

そう考えると診断書って怖いですよね。とても不安ですよね。その一枚にこれからの人生が詰まっている、と言っても、決して大げさではありません。

診断書は「医師または歯科医師によるもの」とされていますから、結局は「障害の状態」を客観的に証明する事ができる人はこれらの方々以外にいないことになります。つまり医師の協力なしに障害年金請求はありえません

提出書類が請求者本人そのものです

もし、その診断書が間違っていた場合はどうなるでしょうか。障害年金請求上、提出書類は請求者そのものです。間違いなく、障害年金を支給するかどうかの認定はその診断書を使って行われます。よって間違っていようと正しかろうと、認定はその提出書類で行われることとなります。

ですので「医師に正しく状態を伝えられなかった」とか「たまたま医師が障害年金請求に不慣れである」とかこういったことを加味する余地はありません。保険者としても出てきたものから認定を行うほかないのです。

これ自体は年金機構の問題というよりも、制度自体の問題と考えるべきでしょう。

診断書作成時の社会保険労務士の役割

障害年金を扱う社会保険労務士は、通常、社会保障制度に精通しています。社会補償制度は縦割りの制度になっていて、これらを横断的に網羅できるのはこれら全てを取り扱う社会保険労務士しかいません。

しかし正しく本人を評価した「障害の程度」が3級相当と思われるものを2級にしたり、そういうことができるわけではありません。

私たちができることは、請求者の日常生活の困難がどういうものであるかを正しく伝えること、医師から説明を求められたときに返答すること、そして不当な認定に対して法的手続きをもって対抗することです。障害年金請求を順調に、またあらゆる角度から請求者に最善の選択をする、そういったことが基本的な業務だと考えています。

その結果、不支給とされていた処分が3級や2級に変更となったり、そのために医師から必要な意見を取得したりするということがあります。

私たち社会保険労務士は行政ではありませんから、ご依頼いただいた方に最大限メリットが得られるように行動します。それはどの社会保険労務士も共通のことと思います。



この記事がお役に立ったらシェアお願いします。



障害年金無料相談窓口
障害年金の受診状況等証明書の役割とは? 障害年金入門 診断書と病歴就労状況等申立書以外に資料は付けてもよい?

障害年金申請の用語や方法

shorui.jpg

障害年金の病歴・就労状況等申立書の役割とは?

病歴・就労状況等申立書は、請求者ご自身の状態を「自分の言葉で伝えることができる」唯一の書類です。最もよくご質問いただくのは、どれだけこの申立書が障害年金の認定に影響を与えるのか、重要なのか、ということです。 基本的に障害…続きはこちら

shorui.jpg

その請求ちょっと待った!受診状況等証明書を添付できない申立書……

診療録の廃棄や医療機関の廃院などで受診状況等証明書を添付できない場合、「受診状況等証明書を添付できない理由書(申立書)」という書類の提出を求められる場合があります。 この書類は果たして、障害年金認定でどのような意味を持つ…続きはこちら

shorui.jpg

障害年金請求時の「アンケート」には気を付けて!

障害年金を請求する際に、病気によっては通称「アンケート」と言われる文書へ記入し提出することを求められることがあります。以前は「参考様式」とされていましたが、最新のものでは「障害年金の初診日に関する調査票」と記載されている…続きはこちら

shorui.jpg

診断書と病歴就労状況等申立書以外に資料は付けてもよい?

障害年金請求に必要であれば提出可能です 障害年金で必要になってくる審査は、主に初診日と障害の程度(重さ)です。これらに関係する書類であればどういった物でも、原則提出することができます。 初診日というのは、障害年金において…続きはこちら

shorui.jpg

障害年金の受診状況等証明書の役割とは?

受診状況等証明書は、請求者が発症して最初に病院に行った日、いわゆる初診日を証明するための書類です。 障害年金の初診日は、保険料納付要件、加入制度を決定づけるもので、直接受給可否、受給額に結びつく、とても重要な日となります…続きはこちら

障害年金申請の無料相談はこちら

特定社会保険労務士:坂田 新悟
多くの方にこのHPを見て頂いて、障害年金を請求する機会、知る機会が増えればいいと思います。

  • 運営者プロフィール
  • 障害ねんきんナビとは
  • 購読する(RSS 2.0) このブログを購読(RSS 2.0)
  • 購読する(Atom) このブログを購読(Atom)
  • このページのTOPへ