トップ  >  障害年金入門  >  受給までの流れ  >  障害年金の審査請求後の流れはどうなっているか

障害年金入門

障害年金の審査請求後の流れはどうなっているか

掲載日:2013年11月13日

障害年金請求をして、その結果が望んだものでなかった場合には、
審査請求という手続きを取ることになります。
(審査請求までの流れについては上記リンクをご参照ください)

地方厚生局の社会保険審査官に対して審査請求を行うと、
その後の流れがどうなっているかはあまり語られません。
水面下にある状況について少しまとめてみます。

審査請求を行ったあとの流れ

社会保険審査官は社会保険審査官及び社会保険審査会法に規定され設置されており、
同法施行規則によると定数は102人とされています。


郵送で審査請求を行うと、まずは受付された旨の通知があります。
こちらは数日のうちに書面で返送があります。その後審査期間に入ることとなります。

審査請求を受け付けた社会保険審査官は、同法第九条に基づき、
保険者(厚生労働大臣)、あればその他利害関係者に対して書面で通知をします。

その通知を受け、保険者は保険者意見として、社会保険審査官に対し、
処分に至った規定や根拠を示した意見書を提出します。


この時の意見書は「厚生労働省年金局事業管理課長名」で提出しています。

意見の最後には「〇〇事務センター(障害基礎年金の場合)」や、
「機構本部障害年金業務部(障害厚生年金の場合)」など、
実際に意見を書いたと思われる部署が記載されています。

この意見書については、事務センターまたは機構本部から、
審査請求を行っておよそ2か月程度で提出されているようです。
もちろん長いものも短いものもあるかと思いますし、
混雑の度合いでも変わってくるかと思います。

ですので、審査請求を受けて保険者が決定を変更する
(請求人の主張を全部または一部認める)場合は、
この頃に電話などで連絡が来ることが多いかと思います。

その際には決定変更を受け入れて審査請求の取り下げをするか、
仮に申し立てた内容に対してまだ不足があれば、そのまま続行することも可能です。
連絡がない場合(決定が変更されない場合)は社会保険審査官の決定を待つことになります。


社会保険審査官は保険者の意見を受けてから決定するので、
当然、これよりも審査期間は長くなります。

この時に提出される保険者の意見書は、審査請求が棄却されて
その後再審査請求を行い、更にそのあと、公開審理前に送られてくる、
「事件プリント」に掲載されています。

これ以外には「不支給決定通知書」にある不支給・却下の理由、
もしくは年金事務所を経由して都道府県の事務センター、本部に問い合わせてもらい、
その時に確認できる内容以上のことはわからないこととなります。

不支給の理由にもよりますが、「認定医の判断としか言えない」と言われることも多くあります。

ただし、社会保険審査官は保険者の意見を見ていますし、
棄却の決定書に書かれていることが保険者意見そのまま、ということも多く、
そこから保険者の意見や不支給の理由となったポイントを読み取ることはできるかと思います。

また、社会保険審査官は、医師や医療機関に対して直接意見を求めることもあります
これは請求者や代理人である社会保険労務士へ連絡なく書面で行うことが多く、
医師から聞いたり、決定書を見て知るということもあります。

その内容については当然、決定書に反映されることになりますが、
こちらについても「事件プリント」に写しが載ることで見ることができます。

審査請求の結果について

審査請求の結果は、取り下げをしない限りは、「決定書」として、
同法第十五条2に基づき、地方厚生局社会保険審査官から書面で送付されます。

更に結果に不服がある場合は再審査請求を行うことになります。
障害年金に関する決定はここまでを経ないと訴訟を提起することはできません。

上記のように、審査請求の決定までは長くかかるものもあれば短いものもあります。

保険者の意見提出が遅れたり、医療機関への問い合わせを行っていれば、
その分の時間がどうしてもかかってくることになります。



この記事がお役に立ったらシェアお願いします。



障害年金無料相談窓口
ウチの旦那が倒れたら(休職~退職) 障害年金入門 障害年金Q&A

障害年金申請の用語や方法

a0001_016474.jpg

結局、障害年金は自分で手続きできるのか?その本当のところ。

障害ねんきんナビをご覧いただきありがとうございます。 こちらをご覧頂いているということは、もしかすると自分のため、もしくはご家族のため、大切なご友人のため、それぞれ障害年金についてお調べなのだと思います。 ステラコンサル…続きはこちら

a0002_006978.jpg

大切な人ががんになったときに、きっと思い出してください。

病気で人が亡くなる場合、直前にはほとんどの方が障害状態になると言えます。 ここで言う「障害状態」とは、障害年金でいう障害状態です。実際に給付を受けているかは別にして、障害の程度(重さ)という意味で、突然死や事故などの場合…続きはこちら

a1180_010201.jpg

傷病手当金の期間が残っているうちに障害年金を請求してください

健康保険には傷病手当金という給付があります。 傷病手当金は私傷病で労働者が働けなくなった時に受けられる給付で、給与のおよそ3分の2が受けられる給付で心強いものです。ただ傷病手当金には最大のデメリットがあります。 まず傷…続きはこちら

a0002_012053.jpg

障害年金における先天性の疾患と障害厚生年金を請求できるケース

障害年金は、保険であるのと同時に社会保障でもあります。 そのため、先天性の疾患や子供の頃の病気や事故などで障害状態となった場合は、年金保険料を納めていなくても障害基礎年金を請求し、障害の程度が障害認定基準に該当すれば年金…続きはこちら

00475mini.png

ステラコンサルティングの障害年金以外の活動

ステラコンサルティングは社会保険労務士事務所として設立し、 障害年金の請求代理を主要な業務としてきました。 障害年金は、健康保険の傷病手当金と性質が若干異なり、 より固定的な社会保障としての給付であると考えています。 そ…続きはこちら

heart.jpg

障害年金請求で年金事務所へ何度も行く必要があるのはなぜ?

年金事務所や役所などでは、障害年金請求のために 何度も足を運ばなければならない、 担当者ごとに言うことが違う、というお話を聞くことがあります。 これは障害年金制度が一概に「こうすれば良い」と言えない、 難しい制度である…続きはこちら

障害年金申請の無料相談はこちら

特定社会保険労務士:坂田 新悟
多くの方にこのHPを見て頂いて、障害年金を請求する機会、知る機会が増えればいいと思います。

  • 運営者プロフィール
  • 障害ねんきんナビとは
  • 購読する(RSS 2.0) このブログを購読(RSS 2.0)
  • 購読する(Atom) このブログを購読(Atom)
  • このページのTOPへ