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今さらですが・・・国民年金と厚生年金ってどう違うの?

老齢年金と障害年金は受け取り方の違い、ということを書きました。

老齢年金では自分が納めてきた期間に応じて、厚生年金と基礎年金(国民年金)がそれぞれ支給されることになります。しかしあくまでこれは「老齢年金」という受け取り方での話です。障害年金は、これとは異なる支給のされ方になります。

障害年金の支給のされ方について

障害年金の場合は、まず障害厚生年金を請求するのか、障害基礎年金を請求をするのかを選択して請求しなければなりません。障害年金は常に障害厚生年金が有利ですので、厚生年金期間がある場合は、皆さん「障害厚生年金を請求したい!」ということになります。

しかし当然、全員が障害厚生年金を請求できるわけではありません。これを決めるのが初診日です。障害年金は、初診日時点に加入していた制度の障害給付を請求します。

つまり国民年金に加入していた時に初診日がある場合は障害基礎年金、厚生年金期間中に初診日がある場合は障害厚生年金を請求することになります。

事例で見てみます。

一人の人生の中で年金制度を移行しているというのはよくあることです。年金制度が変わるタイミングというのは転職など仕事を始めたり辞めたりするタイミングです。転職が多い方は国民年金期間と厚生年金期間が混在してすることになります。

たとえば障害ねんきんナビ主宰である坂田のケースで考えてみます。

坂田は20歳到達により国民年金に加入。22歳で大学を卒業し、新卒で民間企業に入社しました。
⇒この時点で「国民年金」から「厚生年金」に移行しています。

そのおよそ5年後に転職をし、零細企業(法人)に転職をしました。
この会社は法人ですが社保未加入の企業でした。(本来、法人で社保未加入ということは許されません。いわゆるブラックですね)
⇒そのため「厚生年金」から「国民年金」に移行しました。

ちなみにこれは「厚年未納」という形で障害厚生年金請求できるケースがあります。


その後坂田はこの会社をやめ、雇用保険を受給しながら社会保険労務士試験受験のために半年ほど無職となりました。
⇒元々社保がなかったため、退職しても「国民年金」のままでした。結構苦労もしています(笑)
 ちなみにここでは保険料の免除を受けていました。

その後中小企業に就職。ここで再度「国民年金」から「厚生年金」となりました

このように本来は選択の余地なく、就労状況に応じて年金制度を移行していくことになります。

障害厚生年金と障害基礎年金の違い

障害厚生年金と障害基礎年金の給付は大きく異なります。結論から言いますと、障害厚生年金請求の方が圧倒的に有利です。

たとえば障害厚生年金を請求して2級と認定された場合、いわゆる「満額の年金」+「自身で納めた上乗せ部分」が支給されます。障害基礎年金として請求した場合は「満額の年金」しか支給されません。

また、障害年金を請求して3級程度と認定された場合、障害基礎年金ではそもそも受給権を得られませんが、障害厚生年金であれば受給権を取得し3級で「自身で納めた上乗せ部分」が支給されます。

つまり障害厚生年金を請求した場合は、障害基礎年金を請求した場合よりも軽い障害状態で年金を受給することができることとなります。

同じ障害の程度の人がいても、障害年金においては受給できる人とできない人が出ます。そういう仕組みの制度です。

こうした大きな違いが初診日によって生まれます。
本当に厚生年金の請求ができる可能性はないか、しっかり確認してください。

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